いちごは甘くて見た目もかわいい人気の果物。実はベランダでも育てることができ、春から初夏にかけて赤く色づいた実を収穫することができます。この記事では、初心者でも楽しめるいちごの育て方をわかりやすく紹介します。
いちごってどんな植物?

いちごは多年草の植物で、つる(ランナー)を伸ばして株を増やす特徴があります。寒さに強く、冬越しも可能。プランターや吊り鉢でも育てられるため、ベランダ栽培にぴったりです。
いちご栽培に必要な道具・準備
- プランター:幅60cm程度の長方形プランターが最適。深さは20cm以上。
- 土:いちご専用土や、野菜用培養土でもOK。水はけのよいものを。
- 苗:秋〜初冬に販売される「四季なり」「一季なり」など品種を選びます。
- 肥料:元肥として緩効性肥料、追肥には液体肥料。
- 防虫ネット(必要に応じて):鳥や虫から実を守ります。
苗の選び方と植え付け
- 苗は葉の色が濃く、根元がしっかりしているものを選びましょう。
- 苗の植え付けは11月頃がベスト。春植えも可能ですが、収穫量はやや少なめになります。
- クラウン(株の中心)を土に埋めすぎないように注意。
育て方のポイント|水やり・肥料・日当たり
- 水やりは土の表面が乾いたら朝にたっぷりと。
- 過湿に弱いため、水のやりすぎには注意。
- 日当たりが良い場所を選び、寒風を避けるように配置します。
- 成長期には液体肥料を10日に1回ほど与えると実付きが良くなります。
花が咲いたら人工授粉を
- 春になると白い花が咲き始めます。
- 筆や綿棒で花の中心をやさしくなで、人工授粉を行うと実の形が整い、収穫率がアップします。
収穫のタイミングと注意点
- 開花から30日ほどで実が赤く熟してきます。
- 全体がしっかり赤くなったタイミングで収穫します。
- 赤くなっても収穫が遅れると傷みやすくなるので早めに収穫しましょう。
ランナー処理と株の更新
- 株が成長するとランナー(子株)が伸びてきます。
- 子株をポットに固定して育てれば、翌年用の新しい苗として使えます。
- 古い株は実付きが悪くなるため、2年ごとに更新するのが理想です。
いちご栽培でよくあるトラブル
- 実がならない→人工授粉が不十分な可能性。晴れた日に行うのがおすすめ。
- 葉がしおれる→水切れまたは根腐れの可能性。土の状態を確認。
- 虫・鳥害→実が赤くなる頃はネットで保護しましょう。
まとめ|ベランダで楽しむいちご栽培
いちごは見た目もかわいく、育てる楽しみと食べる喜びを両方味わえる植物です。ベランダでも、ちょっとしたコツを押さえることで甘くて美味しいいちごを育てることができます。ぜひチャレンジしてみてくださいね!
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