【初心者さん】プランターの土【おすすめ2選】ベランダ菜園｜成功の鍵は少し良い培養土！

プランターの土、どれを選べば良いかわからない…

手軽に始められるのが魅力のベランダ菜園。ミニトマトやハーブなど、自分で育てた植物を収穫する喜びは格別です。

でも、「ベランダで栽培を始めてみたけどうまくいかない」「枯らしてしまった」という経験はありませんか？

実は、ベランダ菜園を成功させるための最初の、そして最も重要な栽培ステップの一つが「土選び」です。

今回は、特にベランダ菜園初心者さんに向けて、土選びのコツとおすすめの培養土をご紹介します。「なんだか難しそう」と思っている方も、この記事を読めば、きっと土選びの迷いがなくなります。

なぜ「最初の土選び」がそんなに重要なの？

「ホームセンターに行けば色々な土が売ってるけど、どれを選んだらよいのかな？「どれでも良いのでは？」と思うかもしれません。ですが、ここがベランダ菜園成功の最初の分かれ道です。

安すぎる土の中には、初心者の方には扱いが難しいものも存在します。

最初の段階で土選びに失敗すると、水やりや追肥でカバーしようと思ってもなかなかうまくいかず、「自分はベランダ菜園に向いてないのかも…」と諦めてしまうことにも繋がりかねません。

だからこそ、最初の土は「少し良い土」を選ぶことを強くおすすめします！

初心者さんにとって良い土とは「安すぎない」「野菜用」「元肥入り」

では、「少し良い土」とは具体的にどんな土のことでしょうか？土を選ぶ際にチェックしたいポイントはこちらです。

土を選ぶポイント

この他にも水はけと水持ちのバランスが良いものなどいくつか土を選ぶときのポイントがあります。

理想は水はけが良いけれど、適度に水持ちもするもの。などですが、これは実際に使ってみないと分かりにくい部分もあります。

最初は「安すぎない」「野菜用」「元肥入り」を基準に選び、信頼できるメーカーのものを選ぶと良いでしょう。

おすすめの培養土ブランドはこの2つ！

ホームセンターや園芸店に行くとたくさんの培養土があって迷ってしまいます。ここでは、初心者の方にも扱いやすく、多くのベランダ菜園家に支持されているブランドを2つご紹介します。

①タキイ種苗「野菜用培養土」

種苗メーカーとして有名なタキイ種苗から出ている培養土は、野菜の生育に特化した高品質なものが多いです。いくつか種類がありますが、「野菜用培養土」や「花と野菜の土」などと書かれたものを選べば間違いありません。水はけ、水持ち、肥料分のバランスが良く、安心して使えます。

私のおすすめ

タキイ種苗　いきいき育つまじめな野菜の土20L 〜国産 最高級園芸用土 安心 安全 家庭菜園 高品質 培養土

業界No.1メーカー「タキイ種苗」が開発した安全性・使いやすさ・経済性にとことんこだわった培養土です。
地球にやさしく、植物の生育障害のない培養土を目標に開発した用土です。

本品は、原料を吟味した天然素材を用いており、植物に必要な通気性・排水性・保水性が良く、緩効性肥料を含んでおります。
その徹底した品質へのこだわりは多くの方々にご賛同いただいております。

食の安全・安心を追求した用土!!
直接土に手をふれ、そのまま食卓に上る「家庭菜園」だからこそ、安全性・使いやすさ・経済性にとことんこだわりました。
その徹底した品質へのこだわりは多くの方々にご賛同いただいております。

菜園を楽しまれる方々に
「安全で新鮮な野菜を安心して召し上がって頂きたい」との願いから開発された培養土です。

産廃堆肥や汚泥など危険な原料を一切使用しないまじめな土づくりの結晶です。

引用：楽天市場「ガーデニングどっとコム」商品紹介ページ

私の一押しポイントは、「産廃堆肥や汚泥など危険な原料を一切使用していない土」であるということ。
開発者魂のこもった、まじめな姿勢がうかがえます。

そして、ホームセンターで他のメーカーの培養度と比べると、同じ容量20リットルでも、とても軽いということにも驚きました。でも軽すぎず、必要な成分はきちんと含まれています。

②花ごころ「花ちゃん培養土」

様々な種類がある「花ごころ」シリーズの中でも、「花ちゃん培養土」はおすすめです。適度な保水性と排水性を持ち合わせ、植物の根が張りやすいフカフカの土です。多くの園芸店で手に入りやすいのも嬉しいポイントです。

私のおすすめ

　花ごころ 「花ちゃん培養土 5L」

少し慣れてきたら、タキイの培養土以外でも良い土を見つけました。
それが「花ちゃん培養土」です。

こちらもタキイの培養土と同様に、とても軽いです。

何より魅力的なのが、そのお値段！
送料を入れても1,000円でお釣りがくるネットストアもあります。

それでいて栽培に必要な成分はしっかりと入っており、野菜も十分に育ちます。

またこちらは、スーパーやドラッグストアなどでも取り扱いが多く、店頭で実物を見て買うことができるのも嬉しい特徴の一つです。12Lと少ない量から購入でき、持ち運びも大袋よりも楽で助かります。

「良い土」はベランダ菜園成功への近道

これらの培養土は、ある程度の価格はしますが、最初から良い土を使うことで、植物が元気に育ち、病害虫のリスクも減らすことができます。私の場合は、結局はこれがベランダ菜園成功への近道でした。

以前の私は、別の培養土でベランダで野菜作りを始めたばかりの頃、うまくいかず悩んでいました。

自分では有機のバーク堆肥入り培養土を使用するなどこだわったつもりでいましたが、粒子が荒く木くずが目立っていて種を蒔いてもうまく発芽しなかったり…

そこでこれらのポイントで選び土を使用したところ、種をまいても、苗を植えても、とてもよく育つという経験をしました。今までの苦労はなんだったのかと思うほどです。

まだ肥料などの知識がない初心者でも、初期肥料を別に何か用意することなく栽培を開始できて大いに助かりました。

この他に、肥料などの資材が入っていた「光を通す素材の袋」は、「苗を定稙後、あんどんカバーに」など、防寒・防虫にも再利用できます。

慣れてきたら挑戦したい！土のステップアップ

最初のうちは市販の培養土を使うのが一番ですが、ベランダ菜園に慣れてきたら、土にもっとこだわってみるのも楽しいです。

種まき・育苗の土について

種をまく際に、プランターに直接まく場合の他に、小さ目の容器にまいて一定期間育苗をしてからプランターに植える場合があります。その場合には、専用の培養土を使用することをおすすめします。

育苗ポットやセルトレーで種から育てる場合、使う土は畑やプランターに直接使う土とは少し性質が異なります。

種まきと育苗に特化した土

種まきや育苗には、肥料分が少なく清潔で、水はけと水持ちが良い専用の培土（種まき培土や育苗用土）を使用するのが一般的です。細かい種もまきやすく、発芽・初期生育を助けるように作られています

種まき培土

育苗培土

この他、両方に利用できる土もあります。

【初心者さん向け新提案！】プランターでの「二層まき」で成功率UP！

プランターに直接種をまく「直まき」が可能な野菜の中でも、特に細かい種の場合、水やりで種が流れてしまったり、土が固まって発芽しにくかったりすることがあります。そこで、初心者さんにおすすめしたいのが、プランターを使った「二層まき」という方法です。

二層まきの準備

土が乾いている場合は、あらかじめ水を加えて湿らせ、以下の状態にしておきます。

特に市販の土は、使用開始時は水をはじきやすいため、このような状態にしておくと種まきの成功率が高まります。

二層巻きの方法

この方法は、底に通常の野菜用培養土、表面に種まき用培養土の二層構造にするやり方です。

二層まきのメリット

「芽が出にくい」「種まき失敗しがちな」野菜に特におすすめ！

この「二層まき」は、特に以下のような芽が出にくい、または種まきで失敗しやすいと言われる野菜の種まきに効果を発揮します。

• ホウレンソウ
• ニンジン
• セロリ
• パセリ
• カブ
• ダイコン

これらの野菜は、種の性質上発芽にコツが必要だったり、移植を嫌うため直まきが良いとされるものが多いです。二層まきなら、発芽しやすい環境を整えつつ、根がスムーズに下の層に伸びていくことができます。

こちらの「根出し方法」と組み合わせるとさらに成功率がUP！

上記の記事でご紹介した、種を水につけて根が出るまで待つ「根出し方法」で根を出させた種を、この「二層まき」の表面（種まき用培養土部分）に植え付けてみてください。

すでに根が出ているため、発芽の失敗リスクが大幅に減り、さらにこの二層まきで水管理もしやすくなるため、初心者さんでも安心して種まきから育て始めることができます。

おわりに：良い培養土で、初心者さんにもベランダ菜園での成功体験を！

ベランダ菜園を成功させるための第一歩は、やはり「土選び」です。最初のうちは少し値段が高くても「元肥入り」の「野菜用培養土」を選ぶことで、その後の管理が格段に楽になり、植物も元気に育ってくれます。

また、種まきに挑戦する際は、育苗ポットやセルトレー、そして「二層まき」など、ご自身のやりやすい方法を選んでみてください。特に芽が出にくい種類の野菜には「二層まき」と「根出し方法」の組み合わせがおすすめです。

失敗を恐れずに、ぜひ「少し良い土」とご自身に合った方法でベランダ菜園をスタートさせてみてください。きっと可愛い芽が出て、毎日の成長を見るのが楽しみになります！

ベランダ菜園の成功体験を積んで、緑あふれる素敵な生活を送りましょう！